点群の深度変動

問題

取得した点群に深度の変動が発生します。

考えられる原因

以下の原因があります。

画像の焦点が合っていません。

2D 画像点群
表面が滑らかな金属ブラケットを使用した場合に、ブラケットの反射光は対象物の点群に干渉します。

2D 画像点群
対象物の表面が滑らかで露出時間も長くなった場合に 3D データが明るすぎます。

2D 画像点群
現場の照明が安定しません。

点群

解決策

以下のようにトラブルシューティングを行ってください。

画像の焦点が合っていません。

以下の手順を実行します。

深度画像でピクセル座標の Z 値を確認してカメラワーキングディスタンス内にあるかを判断します。ワーキングディスタンス内でなければ対象物あるいはカメラの位置を調整してください。
データ収集エリアのをクリックしてデータを取得し、点群を確認します。
- 問題が解決できた場合、トラブルシューティングはこれで終了します。
- 解決しない場合は他の方法を試してください。それでも解決しない場合、テクニカルサポートにお問い合わせください。

3D データが明るすぎる

以下の手順を実行します。

以下のように解決してください：
- 3D パラメータクラスの露出時間を調整します。パラメータ調整の方法については3D 露出を設定するをお読みください。
- レーザー強度または投影光の輝度の値を低くします。
データ収集エリアのをクリックしてデータを取得し、点群を確認します。
- 問題が解決できた場合、トラブルシューティングはこれで終了します。
- 解決しない場合は他の方法を試してください。それでも解決しない場合、テクニカルサポートにお問い合わせください。

反射するブラケット付近の深度変動

以下の手順を実行します。

以下のように解決してください：
- 反射しない黒い布で覆います。
- ブラケットを反射しないよう研磨します。
- 反射しないブラケットに交換します。
データ収集エリアのをクリックしてデータを取得し、点群を確認します。
- 問題が解決できた場合、トラブルシューティングはこれで終了します。
- 解決しない場合は他の方法を試してください。それでも解決しない場合、テクニカルサポートにお問い合わせください。

環境光が不安定

以下の手順を実行します。

NANO または NANO ULTRA、PRO S、PRO M を使用する場合、3D パラメータクラスの投影のちらつき防止モードを使用します。
データ収集エリアのをクリックしてデータを取得し、点群を確認します。
- 問題が解決できた場合、トラブルシューティングはこれで終了します。
- 解決しない場合は他の方法を試してください。それでも解決しない場合、テクニカルサポートにお問い合わせください。

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