Mech-Eye Viewer を使用して GenICam 対応のソフトウェアにカメラパラメータを設定する
自動露出 ROIと深度範囲、ROI などのパラメータを設定する時、調整の効果を確認するために、直観的なソフトウェアを必要とします。GenICam 対応の第三者ソフトウェアにはこの機能がないので、パラメータの調整と効果の確認を実現するために Mech-Eye Viewer を使用してください。
Mech-Eye Viewer でパラメータを設定すると、GenICam 対応の第三者ソフトウェアでは新しいカメラ設定を読み取れます。
事前準備
Mech-Eye Viewer で調整するまえに、以下の手順を実行しておいてください:
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GenICam 対応の第三者ソフトウェアのパラメータ調整を保存します。
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GenICam 対応のソフトウェアとカメラの接続を切断します。
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Mech-Eye Viewer のパラメータパレットでパラメータグループを選択します。
GenICam 対応のソフトウェアではパラメータを読み取ることはできますが、追加/削除することはできません。パラメータを追加/削除するには、Mech-Eye Viewer でパラメータグループの作成を行ってください。 |
パラメータの調整
自動露出 ROI と深度範囲、ROI の設定について以下のように説明します。
自動露出 ROI の設定
自動露出 ROI 設定の手順:
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Mech-Eye Viewer のパラメータパレットで、2D パラメータを展開します。
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露出モードのドロップメニューで Auto を選択します。
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自動露出 ROI の右の編集をダブルクリックして ROI 設定ウィンドウを開きます。
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自動露出 ROI を設定します。詳しくは 2D 自動露出 ROI をお読みください。 GenICam と Mech-Eye Viewer の自動露出 ROI パラメータの対応関係は以下の通りです:
GenICam パラメータ | Mech-Eye Viewer パラメータ |
---|---|
Scan2DROILeft |
左上の角の座標 - x |
Scan2DROITop |
左上の角の座標 - y |
Scan2DROIHeight |
寸法 - たて |
Scan2DROIWidth |
寸法- よこ |
深度範囲の設定
深度範囲調整の手順:
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Mech-Eye Viewer のパラメータパレットで、深度範囲を展開します。
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深度範囲の右の編集をダブルクリックし、深度範囲を設定ウィンドウを開きます。
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深度範囲を設定します。詳しくは深度範囲をお読みください。
GenICam と Mech-Eye Viewer の深度範囲パラメータの対応関係は以下の通りです:
GenICam パラメータ | Mech-Eye Viewer パラメータ |
---|---|
DepthLowerLimit |
深度範囲 - 下限 |
DepthUpperLimit |
深度範囲 - 上限 |
ROI 設定
ROI 設定の手順:
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Mech-Eye Viewer のパラメータパレットで、ROI を展開します。
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自動露出 ROI 設定の右の編集をダブルクリックして ROI 設定ウィンドウを開きます。
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ROI を設定します。詳しくは ROI 設定をお読みください。
GenICam と Mech-Eye Viewer の ROI パラメータの対応関係は以下の通りです:
GenICam パラメータ | Mech-Eye Viewer パラメータ |
---|---|
Scan3DROILeft |
左上の角の座標 - x |
Scan3DROITop |
左上の角の座標 - y |
Scan3DROIHeight |
寸法 - たて |
Scan3DROIWidth |
寸法- よこ |
変更の同期
Mech-Eye Viewer では自動露出 ROI や深度範囲、ROI を設定したあと、以下の手順を実行すれば GenICam 対応のソフトウェアでパラメータの設定を読み取れます。
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Mech-Eye Viewer で、保存をクリックするか、ショートカット Ctrl+S を押して変更をパラメータグループに保存します。
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カメラと Mech-Eye Viewer との接続を切断します。
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GenICam 対応のソフトウェアにカメラを接続します。
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GenICam 対応のソフトウェアで UserSetSelector と UserSetLoad パラメータを使用してパラメータグループを選択して読み取ります。