グラフィックカードの間違った設定により、OpenGL関連のウィンドウが正常に開かれない

問題のディスクリプション:

OpenGL関連のウィンドウが正しく開かない場合、考えられる場合とエラーは次の通りです。

  • Mech-Visionでマッチングモデル・把持位置姿勢エディタを開くと画面が真っ白になり、ログにFail to load libEGLというエラーメッセージが表示されます。

  • Mech-Visionでキャリブレーションを実行できず、OpenGL関連のエラーが発生します。

  • Mech-Visionで3D ROIを設定すると、3D ROIの設定画面がフラッシュバックするか、画面が真っ白になります。

影響を受けるバージョン:

Mech-Visionのすべてのバージョン

考えられる理由:

  • グラフィックカードのドライバーが正しくありません。

  • IPCにグラフィックカードを2枚同時搭載する場合、IPCの構成が低いです。

解決策:

まず、グラフィックカードのドライバが正しくインストールされているかどうかを確認します。確認手順は以下の通りです。

  1. IPC上でPCを右クリックし、管理を選択してコンピュータの管理画面にアクセスします。

  2. システムツール  デバイスマネージャー  ディスプレイアダプターを順番にクリックし、インストールされているグラフィックカードのドライバーを表示します。

    • ディスプレイアダプターの下にNVIDIA GeForce xxxxとだけ表示されていれば、グラフィックカードのドライバーは正常にインストールされています。

    • 独立したグラフィックカード(GPU)があるIPCの場合:Microsoft Basic Display Adapter が表示される場合、グラフィックカードドライバーがインストールされていないため、グラフィックカードドライバーを再インストールする必要があります。Windowsの自動更新またはサードパーティのドライバーソフトウェアを使用してドライバーを更新できます。

    • 独立したグラフィックカード(GPU)がないIPCの場合:CPUに対応するドライバーをダウンロードする必要があります。

グラフィックカードのドライバーが正常にインストールされていることを確認したら、「OpenGLレンダリングGPU」および「高パフォーマンス」を有効にします。設定手順は以下の通りです。

  1. IPCのシステムトレイにある nvidia_iconをクリックすると、NVIDIAコントロールパネルが表示されます。

  2. 3D設定3D設定の管理を選択します。

  3. 右側の画面でプログラム設定タブに切り替えます。

  4. Mech-Visionをカスタマイズするプログラムを選択するに追加します。追加手順は次の通りです。

    1. 追加をクリックして追加画面に入ります。

    2. 画面の右下隅にある参照をクリックして Mech-Visionのインストールパスを選択します。

    3. mmind_vision.exeを選択して開く をクリックします。すると、カスタマイズするプログラムの追加は完了しました。

  5. このプログラム用の設定を指定するで、パラメータを設定します。

    • OpenGLレンダリング GPUグローバル設定(自動選択)を使用するに設定します。

    • 電源管理モード高パフォーマンスに設定します。

  6. 設定後、 適用をクリックして変更を完了します。

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