よくある課題

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本節では高反射円盤ソリューションによくある課題と考えられる原因、対応策を紹介します。

課題一:経路計画が失敗する

事象

Mech-Vision で経路を計画している時に失敗します。

考えられる原因

  • ロボットはシーンの物体と衝突します。

解決法

  • ロボット経路点の設定を確認します。必要な場合に再設定します。

  • 実際に応じてシーンモデルを設定します。

課題二:ワークの点群品質低下

事象

ワーク点群の品質が悪くて把持に影響が出ます。

考えられる原因

  • カメラの露出パラメータが適切に設定されていません。

  • 現場の光線が強いです。

解決法

  • Mech-Eye Viewer でカメラ露出のパラメータを調整してコーディングモード反射に設定して完全な部品点群を取得します。カメラパラメータについてより詳細な説明は、LSR Lカメラパラメータをお読みください。

  • 現場の光線を調整するか遮光装置を使用します。

課題三:ワーク認識の結果の間違い

事象

ワーク認識に間違いが発生して要件を満たしません。

考えられる原因

  • マッチングモデルは適切ではありません。

  • 不適切なマッチングに関するパラメータ設定。

  • ディープラーニングによる認識機能を使用していません。

解決法

  • 点群品質の変動が激しい場合に、マッチングモードグループの高精度マッチングモードサーフェスマッチングに設定します。

  • 低精度マッチングの設定高精度マッチングの設定グループの実行モードをいずれも高精度に設定し、かつ高精度マッチングの設定グループの偏差補正能力低レベルに設定します。低精度マッチングの位置姿勢を調整またはフィルタリング戦略を選択X軸の向きを調整に設定し、X軸の向きに設定します。これにより、マッチングで取得したワーク位置姿勢のX軸向きがワーク中心点のX方向が一致するようにして、把持の精度を確保できます。

  • ディープラーニングを使用してパレットとその他のシーンの物体点群の干渉をなくして認識効果を改善します。

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課題四:ワーク損傷

事象

つかむ時にワークを損傷させてしまいます。

考えられる原因

  • つかむ時にパレットとの間に摩擦や過度な押さえつけなどが発生したりします。

  • 溝の真ん中ではなくて片側にあるワークを把持する時に、わずかな把持偏差(0.5mm)にもかかわらずワークとパレットの間に圧迫や摩擦が発生する可能があります。

解決法

溝の中心位置姿勢とワーク中心位置姿勢をそれぞれ位置決めし、前者のX値とY値を後者の値として使用します。これにより、グリッパがつかむときにワークが溝の中心に移動されるのでパレットとの摩擦によるキズを回避できます。

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