傾き補正
プロファイルの傾きを補正します。この傾きは、Y 軸を中心としたインラインプロファイル測定器の回転によって生じます。
下図に示すように、インラインプロファイル測定器が Y 軸を中心に回転すると取得したプロファイルに傾き角度の誤差が生じます。
回転無し |
Y 軸を中心に回転 |
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インラインプロファイル測定器の取付 |
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取得したプロファイル |
右のパラメータパネルで傾き補正の右の編集ボタンをクリックすると傾き補正ツールが使用できます。
使用前提
以下のように準備してください。
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表面に平面がある対象物を用意します。
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対象物の平面部分のプロファイルを完全に取得できることを確認します。できない場合はプロファイルモードを参考してパラメータを調整してください。
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対象物がインラインプロファイル測定器に対して移動しないようにし、かつ平面部分のプロファイルを取得します。
操作手順
以下の手順を実行します。
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傾き補正の右の編集をクリックして傾き補正ウィンドウを開きます。
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対象領域を選択してドラッグして調整します。以下のように調整してください。
2つの対象領域のプロファイルはそれぞれ対象物の平面にある 2つの位置を反映します。以下の例を参考してください:
対象物本物 対象領域
OK
NG
対象領域が重なっても大丈夫です。 -
対象領域を指定したあと、そのアンカーポイントをドラッグして領域の幅を調整します。以下のように調整してください。
2 の要件を満たしたら、対象領域の幅をできる限り広くします。これにより傾き補正に使用できるデータは多くなります。
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傾き角度の予想される傾き角度に対象領域のプロファイルを補正したい角度を入力します。
正の値は反時計回りの回転を、負の値は時計回りの回転を表します。入力可能な値範囲:-45°~45°。 予想される傾き角度の入力例
下図のように対象物を水平面に置きます。
対象領域の位置によって入力する予想される傾き角度の値は異なります。
対象領域 予想される傾き角度 0°
30°
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補正をクリックします。左の画像にある緑の線は予想される傾き角度に補正したファイルを示します。プロファイルが要件を満たしたかを確認します。
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満たした場合に適用をクリックして今のウィンドウを閉じます。
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満たさない場合に手順 2~5 を繰り返します。
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プロファイルモードで再度データを収集してからプロファイルに切り替えて確認します。