2D ROI内の画像をスケーリング

機能のディスクリプション

画像の関心領域（ROI）を指定サイズにスケーリングします。

使用シーン

ディープラーニングの関連ステップの画像前処理に使用されます。通常、 2D ROI画像のスケール復元 と併用されます。

入力と出力

パラメータ調整の説明

カラー画像のROI設定

初期値：ROIByFile

オプション：ROIByFile（ファイルによってカラー画像のROIを読み取る）、ROIByParam（パラメータ設定によってカラー画像のROIを読み取る）

ROIByFile

カラー画像ROIファイル

調整説明： をクリックして ROI設定 の画面に入ります。パラメータシミュレーションを使用して仮想カメラに接続します。読み込む画像を選択した後、選択した画像が 画像表示 の領域に表示されます。この時に、下図に示すように、画像でROIを設定できます。実際の応用ジーンでは、実際のカメラに接続してROIを設定します。

ROIByParam

ROIの開始X座標

初期値：0

調整説明：実際のニーズに応じて設定してください。画像の最大X値を超えてはなりません。

ROIの開始Y座標

初期値：0

調整説明：実際のニーズに応じて設定してください。画像の最大Y値を超えてはなりません。

幅

初期値：0

調整説明：検査のニーズに応じて設定してください。画像の最大幅を超えてはなりません。

高さ

初期値：0

調整説明：検査のニーズに応じて設定してください。画像の最大高さを超えてはなりません。

パラメータ調整の説明

下図に示すように、1は ROIの開始X座標 、2は ROIの開始Y座標 で、ROIの左上隅を決めます。3は 幅 、4は 高さ で、ROIを決めます。

カラー画像のROIを更新する方法

初期値: Origin

オプション：

Origin ：設定によってカラー画像のROIを抽出します。

AdapativeModifiedRoiOrigin ：画像の枠でカラー画像のROIを調整します。

BoundRect ：入力された画像の枠の長方形の領域を抽出します。

調整説明：入力された画像が対応する領域を調整します。

Origin は元画像を使用します。

AdaptivemodifiedRoiOrigin は画像のゼロ以外の領域の中心をROI中心に自動的に調整します。

BoundRect は画像のゼロ以外の外接長方形で元画像を取り換えてスケーリング比率を計算します。

入力された画像に検出する対象物の位置がランダムでかつ画像に占める比率が小さい場合に実際のニーズに応じて最後の二つから選択してください。

カラー画像のROIスケーリング設定

自動スケーリング

初期値：チェックを入れる

オプション：チェックを入れる/チェックを入れない

調整説明：チェックを入れない場合、スケーリング係数（初期値は 1 ）を変更できます。下図に示すように、左側は初期値にした結果で、右側は 0.5 にした結果です。

出力画像の理想的な長さと幅の設定

入力カラー画像ROIと同じ長さと幅（スケーリングなし）

初期値：チェックを入れない

オプション：チェックを入れる/チェックを入れない

調整説明：チェックを入れると、ケーリングしないことになります。初期値を使用して横の長さ（初期値は 1024 pixel）と縦の幅（初期値は 1024 pixel）を変更できます。実際のニーズに応じて設定してください。下図には、左側は初期値にした結果で、右側は長さを512 pixelに、縦の幅を1024 pixelにした結果です。

画像を目標サイズにパッド

パディング

初期値：チェックを入れる

オプション：チェックを入れる/チェックを入れない

調整説明：この値にチェックを入れたら損失した領域を指定した色にパッドします。普通、黒色(0,0,0)あるいは灰色(128,128,128)にします。

調整の例： 下図に示すように、左側はチェックを入れた結果で、右側は(0,255,0)にした結果です。

R

初期値：0

調整説明：Rパッド数値、範囲は0~255です。

G

初期値：0

調整説明：Gパッド数値、範囲は0~255です。

B

初期値：0

調整説明：Bパッド数値、範囲は 0~255です。