ビジョン処理の記録を設定¶

保存したビジョン処理の記録を使用してシミュレートまたは実際の生産に発生したトラブルを再現します。

Mech-Viz 実行中にトラブルが発生したとき、保存したビジョン処理の記録を使用することで対応する Mech-Vision プロジェクトを実行せずに Mech-Viz プロジェクトだけを実行してトラブルシューティングと解決が可能です。

ビジョン処理の記録を保存する¶

Mech-Viz メニューバーのツール ‣ ビジョン処理の記録を設定をクリックしてビジョン処理の記録を設定するウィンドウを開きます。
位置姿勢情報 だけを保存すること、また 位置姿勢情報 と 点群情報 を同時に保存することができます。
- 位置姿勢情報だけを保存：位置姿勢情報 をチェックします。
- 位置姿勢情報 と 点群情報 を同時に保存：位置姿勢情報 をチェックしてから 点群情報 をチェックします。
実際に応じて 保存期間 を設定します。
保存パス を変更できます。選択をクリックしてパスを指定できます。ただ、vision_records フォルダでなければなりません。
OK をクリックします。
プロジェクトをシミュレート/実行します。

ヒント

ビジョン位置姿勢と点群のデータは vision_records フォルダ¥対応する Mech-Vision プロジェクト名フォルダ¥日付が付いたフォルダ に保存されます。
点群があるシーンでは、撮影するたびに点群ファイルが生成されて保存されます。点群ファイルのサイズが大きいのでテストを実行する場合にのみ 点群情報 をチェックすることを推奨します。プロジェクトが安定に実行するときは外してください。
vision_records フォルダ以外、ビジョン処理の記録を再現するために対応する Mech-Viz プロジェクトのファイルも保存してください。

対応する Mech-Viz プロジェクト、つまり実行中にトラブルが発生してビジョン処理の結果が保存された Mech-Viz プロジェクトを開きます。
Mech-Vision はまだ起動されていない、または Mech-Vision プロジェクトは Mech-Center に登録されていないことを確認します。Mech-Center に登録された場合、ソフトウェアは保存された視覚処理の記録を使用せず、優先的に Mech-Vision プロジェクトを呼び出します。
Mech-Viz プロジェクトのビジョン処理の記録ファイルをソフトウェアのルートディレクトリの下の vision_records フォルダに保存します（ファイル ‣ 実行可能ファイルの場所を開くをクリックしてソフトウェアのルートディレクトリを開くことができます）。
ツール の 保存されたビジョン処理の記録を使用（ビジョンサービスが未登録の場合のみ） をチェックします。
シミュレートをクリックすると、ソフトウェアは vision_records フォルダに保存されたビジョン処理の記録があるかをチェックし、ビジョン処理の記録を設定 ウィンドウが表示されます。
再使用するビジョン処理の記録を選択してから OK をクリックします。

チェックを入れないと、選択した記録を使用します。チェックを入れると、選択した記録を再使用してから自動的に次の記録を使用します。最後の記録を使用したら停止します。

注意

再使用した後、必ず 保存されたビジョン処理の記録を使用（ビジョンサービスが未登録の場合のみ） のチェックを外してください。