外部デバイスにデータ収集状態の信号を出力する
ここではコントローラーに定義済みの出力信号端子のレベル信号を説明します。この信号は、外部デバイスにインラインプロファイル測定器のデータ収集状態を出力し、それに基づいて制御ロジックを生成します。
READY
READY 端子から出力される信号は以下のうようです。
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インラインプロファイル測定器がデータ収集準備完了し、まだ収集を開始していないとき、READY 端子からハイレベル信号を出力します。
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インラインプロファイル測定器がデータを収集している間に、READY 端子はローレベル信号を出力します。
各トリガー方法でインラインプロファイル測定器をデータ収集準備完了状態にするには、データ収集をトリガーするプロセスをお読みください。 |
ERROR
ERROR 端子から出力される信号は以下のうようです。
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インラインプロファイル測定器が収集準備完了し、まだ収集を開始していないとき、および正常にデータを収集しているときに、ERROR 端子からローレベル信号を出力します。
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インラインプロファイル測定器がデータ収集している間に以下のエラーが発生したとき、このラウンドのデータ収集が終了するまで ERROR 端子からハイレベル信号を出力します。
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設定したタイムアウト時間以内に収集したデータを受信していない
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ラインスキャントリガーソースをソフトトリガーに設定したときにデータ収集は正常に開始しない
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各トリガー方法でインラインプロファイル測定器をデータ収集準備完了状態にするには、データ収集をトリガーするプロセスをお読みください。 |
TRG_ERROR
TRG_ERROR 端子から出力される信号は以下のうようです。
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インラインプロファイル測定器が収集準備完了し、まだ収集を開始していないとき、および正常にデータを収集しているときに、TRG_ERROR 端子からローレベル信号を出力します。
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インラインプロファイル測定器がデータを収集している間に再び収集トリガー信号を受信した時、トリガー信号が消えるまで TRG_ERROR 端子からハイレベル信号を出力します。
各トリガー方法でインラインプロファイル測定器をデータ収集準備完了状態にするには、データ収集をトリガーするプロセスをお読みください。 |
例
下図に示す各端子レベル信号が変化する順で信号と収集状態の対応関係を説明します。
番号 | データ収集状態 | レベル信号 |
---|---|---|
1 |
ラウンド 1 開始 |
READY:ハイレベルからローレベルになる |
ERROR:ローレベルのまま |
||
TRG_ERROR:ローレベルのまま |
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2 |
収集中にエラー発生 |
READY:ローレベルのまま |
ERROR:ローレベルからハイレベルになる |
||
TRG_ERROR:ローレベルのまま |
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3 |
ラウンド 1 終了 |
READY:ローレベルからハイレベルになる |
ERROR:ハイレベルからローレベルになる |
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TRG_ERROR:ローレベルのまま |
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4 |
ラウンド 2 開始 |
READY:ハイレベルからローレベルになる |
ERROR:ローレベルのまま |
||
TRG_ERROR:ローレベルのまま |
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5 |
データ収集中に再びデータ収集トリガー信号を受信した |
READY:ローレベルのまま |
ERROR:ローレベルのまま |
||
TRG_ERROR:ローレベルからハイレベルになる |
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6 |
データ収集をトリガーする信号が消えた |
READY:ローレベルのまま |
ERROR:ローレベルのまま |
||
TRG_ERROR:ハイレベルからローレベルになる |
||
7 |
ラウンド 2 終了 |
READY:ローレベルからハイレベルになる |
ERROR:ローレベルのまま |
||
TRG_ERROR:ローレベルのまま |