色情報をカウント

機能

カラー画像を入力し、色空間を選択して指定したチャンネル内のピクセル値(平均値、標準偏差、最大値、最小値を含む)を統計します。

使用シーン

通常、計測シーンで画像の色を評価するために使用されます。

入力と出力

入力画像のRGB色空間における最初チャンネルの色情報をカウントした場合のステップの出力を下図に示します。

  • RGB色空間の最初のチャンネルに含まれる全ピクセルの平均値。

  • RGB色空間の最初のチャンネルに含まれる全ピクセルの標準偏差。

  • RGB色空間の最初のチャンネルに含まれる全ピクセルの最大値。

  • RGB色空間の最初のチャンネルに含まれる全ピクセルの最小値。

このステップの入出力効果を下図に示します。

../../../../_images/input_and_output80.png

パラメータ説明

色空間

パラメータ説明:このパラメータは、入力画像の色空間を選択するために使用されます。
オプション:RGB、HSV、HSI、Gray
  • RGB:一般的に使用される色空間です。この色空間は、赤、緑、青の3色を基づいており、さまざまな度合いで重ね合わせて豊かな色を生成します。一般に3元色モードと呼ばれています。

  • HSV:人間の目の視覚特性に合わせた色空間です。この色空間は、色度、彩度、輝度を表現するために使用することができます。

  • HSI:人間の色の記述や解釈に準拠した色空間です。この色空間は、色相、彩度、強度を表現するために使用することができます。

  • Gray:最も基本的な色空間の1つです。画像に輝度情報だけで色情報がない場合、グレー色空間が使われることが多いです。

初期値:RGB

チャンネル

パラメータ説明:このパラメータは、画像色空間のどのチャンネルで色情報をカウントするかを選択するために使用されます。
オプション:最初チャンネル、2番目のチャンネル、3番目のチャンネル。
初期値:最初チャンネル。
調整説明:チャンネル順序は、各色空間のチャンネルのアルファベット順です。例えば、RGB色空間が赤チャンネル(R)、緑チャンネル(G)、青チャンネル(B)で構成されている場合、最初、2番目、3番目チャンネルはそれぞれ赤チャンネル(R)、緑チャンネル(G)、青チャンネル(B)です。

ヒント

色空間Gray の場合、 チャンネル は1つだけです。そのため、 チャンネル パラメータを設定する必要はありません。