画像の明るさと色バランサー¶

機能¶

異なるタイプのアルゴリズムを使用して画像をイコライズ処理します。これは主にコントラストの調整に使用されます。また、色と明るさのイコライズにも使用され、エッジ検出や認識などの後続の処理を容易にします。

照度の変化が大きいシーンで使用することを推奨します。このステップでは、画像に対してイコライズの処理を実行し、画像の明るさまたは色が適切な範囲内になるようにし、後続のアルゴリズム処理を容易にします。

以下の5つのバランサーが利用可能です。調整可能なパラメータは、バランサーによって異なります。

AdaptiveColorBalancerの場合、画像のRGBパラメータに従ってバランスが調整され、グレースケール画像では効果がはっきりしません。

調整可能なパラメータはありません。

初期値は CLAHE となります。

コントラストの最大しきい値: パラメータ説明：このパラメータは、画像全体のイコライジングとイコライジング効果の調整に使用されます。値が大きいほど、イコライズ効果が明らかで画像のコントラストが低くなります。値が小さいほど、イコライズ効果が顕著でなく、画像のコントラストが高くなります。

初期値：4

輝度: パラメータ説明：このパラメータは、画像の明るさを調整するために使用されます。値を大きくすると画像は明るくなり、値を小さくすると画像は暗くなります。

初期値：0
緑色から赤色へ: パラメータ説明：このパラメータは、色の調整に使用されます。値が高いほど画像は赤に傾き、値が低いほど画像は緑に傾きます。

初期値：0
青色から黄色へ: パラメータ説明：このパラメータは、色の調整に使用されます。値が高いほど画像は黄色に傾き、値が低いほど画像は青色に傾きます。

初期値：0

輝度係数: パラメータ説明：このパラメータの値が大きいほど、画像のコントラストが低くなります。値が0の場合、一部のピクセルのみが表示されます。

初期値：1.00

Illumination Normalizationを使用する場合、3つの方法があり、それぞれ調整するパラメータが異なります。

カーネル設定

カーネルサイズ: パラメータ説明：ガウスカーネルサイズを設定するために使用され、奇数のみ設定可能です。値を大きくすると、画像内の対象物のエッジがより鮮明に表示され、値を小さくすると、画像内のエッジがより少なく表示されます。

初期値：21

推奨値：実際の状況に応じて設定してください。

共通設定

平均明るさ: パラメータ説明：このパラメータは、平均明るさを調整するために使用されます。大きくすると、画像は明るくなり、暗い照明条件で取得した画像の処理に適しています。小さくすると、結果の画像は暗くなり、強い照明条件で取得した画像の処理に適しています。

初期値：100

推奨値：実際の状況に応じて設定してください。

カーネル設定

小・中・大の3つのスケールでカーネル処理を行った結果を合成した画像で、3つのカーネルのサイズ関係を調整することで、エッジ効果が大きく異なる画像が得られ、シングルスケール方式に比べてより完全なエッジ情報を得ることができます。

小/中/大カーネルサイズ: パラメータ説明：ガウスカーネルサイズを設定するために使用され、奇数のみ設定可能です。値を大きくすると、画像内の対象物のエッジがより鮮明に表示され、値を小さくすると、画像内のエッジがより少なく表示されます。

小カーネルサイズの初期値：15

中カーネルサイズの初期値：81

大カーネルサイズの初期値：201

推奨値：実際の状況に応じて設定してください。

共通設定

平均明るさ: パラメータ説明：このパラメータは、平均明るさを調整するために使用されます。大きくすると、画像は明るくなり、暗い照明条件で取得した画像の処理に適しています。小さくすると、結果の画像は暗くなり、強い照明条件で取得した画像の処理に適しています。

初期値：100

推奨値：実際の状況に応じて設定してください。

背景調整の設定

関心領域

ヒント

元の画像の左上隅の座標は (0, 0) となります。

共通設定

平均明るさ: パラメータ説明：このパラメータは、平均明るさを調整するために使用されます。大きくすると、画像は明るくなり、暗い照明条件で取得した画像の処理に適しています。小さくすると、結果の画像は暗くなり、強い照明条件で取得した画像の処理に適しています。

初期値：100

推奨値：実際の状況に応じて設定してください。