カメラを接続して画像をキャプチャ

本節では、Mech-Eye Viewerを通じてカメラを接続し、2D画像の取得・調整方法について説明していきます。

Mech-Eye SDKインストールパッケージのダウンロード

Mech-Mind公式サイト でMech-Eye SDKのインストールパッケージをダウンロードするか、Mech-Mindプリセールスエンジニアあるいは営業担当者までお問い合わせください。

ヒント

指示に従ってメールアドレスでアカウントを作成しておいてください。

カメラIPの設定

カメラIPは 192.168.100.2 です。

  1. Mech-Eye Viewerを起動し、マウスをカメラ情報バーに移動すると icon_setting が表示されます。これをクリックしてIP設定画面に入ります。

    ../../../_images/connected_view.png
  2. 静的IPに設定 を選択し、IPアドレス行に 192.168.100.2 と入力し、 適用 をクリックしたら設定が完了します。

    ../../../_images/static_ip.png

カメラ接続

Mech-Eye Viewerを起動し、 カメラリスト に接続可能なカメラが表示されます。接続するカメラを選択し、 接続 をクリックします。

../../../_images/connected_view.png

画像をキャプチャして視野を確認

  1. icon_single_cap をクリックしたら画像を一回キャプチャします。 icon_continuous_cap をクリックしたら一定時間ごとに画像をキャプチャし、もう一度クリックしたらキャプチャを停止します。

    ../../../_images/viewer_interface.png
  2. 2D画像と点群の品質を確認します。キャプチャした画像で把持する対象物が完全に見え、遮蔽や欠陥がなければ、カメラの取り付け場所を調整する必要はありません。そうでなければ、カメラの取り付け場所を調整してください。

ヒント

視野計算機 を使用してカメラの取り付け場所をすばやく取得することができます。 ツール ‣ 視野計算機 をクリックしてその画面に入ります。

2D画像の調整

本例では、高品質の2D画像が必要です。そのため、露光時間が非常に重要となります。固定露光または自動露光を調整することで最適な露光時間を設定できます。露光過度や露光不足にならないようにしてください。

Timed(固定露光)

輝度は カメラの露光時間 の設定によって異なります。露光時間が長いほど輝度が高くなり、露光時間が短いほど輝度が低くなります。

異なる 露光時間 を使用した効果は以下の通りです。

露光時間(20ms)

露光時間(40ms)

露光時間(60ms)

../../../_images/exposure_time_20.png
../../../_images/exposure_time_40.png
../../../_images/exposure_time_60.png

Auto(自動露光)

自動露光モードで画像全体の輝度が自動的に調整されます。それでも予期しない結果が得られれば、 諧調の期待値 を調整してください。

輝度も 諧調の期待値 の設定によって異なります。諧調の期待値が大きいほど輝度が高くなり、諧調の期待値が小さいほど輝度が低くなります。

異なる 諧調の期待値 を使用した効果は以下の通りです。

諧調の期待値(35)

諧調の期待値(60)

諧調の期待値(35)

../../../_images/gray_35.png
../../../_images/gray_60.png
../../../_images/gray_130.png

それで、カメラの接続とテストは完了しました。次の節に進んで 最初の把持を開始 をお読みください。