キャリブレーションの操作手順

本節では、標準インターフェース通信を用いたABBロボットの自動キャリブレーションについて説明します。

注意

開始する前に ABB 標準インターフェースの通信設定 を参照してロボットプログラムのロードを完了しました。

キャリブレーションするためのプログラムを開く

ティーチペンダントで、 プログラムエディタ ‣ タスクとプログラム ‣ T_ROB1 を順番に選択し、T_ROB1でMM_Auto_Calibを選択して開きます。プログラム中のIPアドレスが産業用PCのIPであること、ポート番号が正しいことを確認します。

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キャリブレーションの最下層中心点を教示

ロボットを手動でキャリブレーションの初期位置に移動した後、位置姿勢をP0に変更し、ポップアップウィンドウで 変更 をクリックします。

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下図に示すように、現場に7軸レールがあり、レールがロボットの移動によって制御する場合は、「IsAxis7 :=0;」を「IsAxis7 :=1;」に変更し、Axis7を7軸の現在の値に変更してください。レールがない場合、またはレールがPLCによって制御されている場合は、この手順をスキップしてください。

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キャリブレーションプログラムを実行

  1. デバッグ‣ PPをルーチンへ をクリックします。

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  2. MM_Calibrationを選択した後、 OK をクリックします。

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  3. icon_run をクリックして、プログラムポインターが17行目に移動するまでプログラムを実行します。

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キャリブレーションを実行するには、以下の2つのメッセージが必要です。

  • ティーチペンダントのログに表示されたメッセージ:

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  • Mech-VisionログバーのConsoleタブに、「キャリブレーションプロセスに入ります、Mech-Visionでキャリブレーションを開始してください」と表示されます。

それで、キャリブレーションを実行することができます。

Mech-Visionでキャリブレーションを実行

  1. Mech-Visionを起動し、 カメラキャリブレーション(標準モード) をクリックするか、またはメニューバーで カメラヘルパー ‣ カメラキャリブレーション ‣ 標準モード を順番にクリックしてキャリブレーションツールを起動します。

  2. カメラの取り付け方式に応じて、ソフトウェアの指示に従って残りの操作を行います。

注釈

ロボットが60秒以内に次の経路点に到達しない場合、Mech-Visionはタイムアウトエラーを発生します。この場合、ティーチペンダントで MM_Auto_Calibを再度選択 し、Mech-Visionでキャリブレーションを再開する必要があります。