深度画像と点群の詳細パラメータ調整

詳細パラメータは、専門グル に設定した時にのみ調整できます。一部のカメラには固有パラメータがあるので使用するカメラによって設定してください。

ヒント

以下のパラメータはいずれも 3D パラメータ です。

カメラのゲイン

  • 画像の輝度を高くするために使用されます。露出時間を調整しても輝度を改善できない場合、カメラのゲイン を高く調整してください。ただし、そうすればノイズが発生する可能性があります。調整範囲は:0~16dB。

  • 異なる カメラのゲイン に設定した(その他のパラメートは同じ)ときに取得した画像は以下のようです。

    カメラのゲイン 0

    カメラのゲイン 5

    カメラのゲイン 10

    ../../../../_images/gain_0_depth.png
    ../../../../_images/gain_5_depth.png
    ../../../../_images/gain_10_depth.png

DLP カメラの固有パラメータ

投影

投影光の輝度

  • プロジェクターによる構造化光の輝度です。

  • 各オプションの説明:

    オプション

    説明

    High

    高輝度。暗色の物体に使用します。

    Normal

    普通の輝度。普通の物体に使用します。

    Low

    低輝度。光を反射する物体に使用します。


レーザーカメラ固有のパラメータ

コーディングモード

ヒント

Nano (V3)、Pro XS (V3)、NANO (V4)、PRO S (V4) 、PRO M (V4)を利用する場合に調整可能です。

  • 撮影の速度と深度画像の品質に影響が出ます。

  • 各オプションの説明:

    オプション

    説明

    Fast

    撮影が速いですが、取得する深度画像と点群の品質は低いです。

    Accurate

    撮影が遅いですが、高品質な深度画像と点群を取得できます。

  • 同じシーンを異なる「コーディングモード」で撮影した画像です。

    Accurate

    Fast

    ../../../../_images/coding_accurate.png
    ../../../../_images/coding_fast.png

ちらつき防止モード

ヒント

Nano (V3)、NANO (V4)、PRO S (V4) 、 PRO M (V4)を利用する場合に調整可能です。

  • ちらつきとは、環境光が急速で周期的に点滅していることを指し、深度データの変化を引き起こします。構造化光の投影頻度を調整することでこのような変化を低減することができます。

  • 各オプションの説明:

    • Off

    • AC50Hz

    • AC60Hz

    注釈

    所在地の周波数に合わせてお選びください。ほとんどの国では、50Hzが採用されており、アメリカと一部のアジアの国・地域では60Hzが使用されています。

  • ちらつき防止モードを不使用/使用したときに取得した深度画像の比較:

    不使用

    使用

    ../../../../_images/anti_flicker_1.png
    ../../../../_images/anti_flicker_2.png

レーザーカメラ固有のパラメータ

レーザー

コーディングモード

  • 撮影の速度と深度画像の品質に影響が出ます。

  • 各オプションの説明:

    オプション

    説明

    Fast

    撮影が速いですが、深度画像の品質は悪いです。

    Accurate

    撮影が遅いですが、深度画像の品質は高いです。

  • 同じシーンを異なる「コーディングモード」で撮影した画像です。

    Accurate

    Fast

    ../../../../_images/coding_accurate.png
    ../../../../_images/coding_fast.png

レーザー強度

  • レーザーの投影強度を設定します。レーザーの強度は、構造化光の輝度を影響します。暗色の物体に対して高く設定し、光を反射する物体に低く設定してください。

  • 数値を高くするほど強度が高くなります。数値を低くするほど強度は低くなります。調整範囲は 0~100% です。普通、100% に設定すれないいです。


以上は、深度画像と点群の詳細パラメータ調整についての説明です。パラメータの調整方法の説明はこれで終わります。これから、データ保存の方法について説明します。