Mech-Vision 1.7.4バージョンの更新説明¶
本節では、Mech-Vision 1.7.4バージョンの機能最適化や問題修復について説明します。
機能最適化¶
ドングルライセンスにソフトウェアの使用地域制限を追加¶
ソフトウェアの販売地域に対し、ドングルライセンスにソフトウェアの使用地域制限を追加しました。
1.7.4バージョンでは、
をクリックして、ソフトウェアライセンスと使用地域制限などを確認できます。「システム言語」オプションを削除¶
1.7.4バージョンから、ソフトウェアの表示言語設定(
)から「システム言語」オプションを削除しました。PCのオペレーティングシステムの言語が、ソフトウェアでサポートされていない言語(英語、簡体中国語、日本語、韓国語以外の言語)である場合、ソフトウェアの初回インストール時のデフォルト言語は英語になります。この最適化により、以下の2つの問題が修正されました。
過去のバージョンでは、ソフトウェアが現在のPCのオペレーティングシステムの言語をサポートしていない場合、ソフトウェアでリンクが開かない問題と、ステップ名が正しく表示されない問題を修正しました。
フトウェアがPCの言語設定に基づいて言語パックを正しく設定できない問題を修正しました。
シーンの点群設定はリスト形式の点群に対応¶
1.7.4バージョンから、 プロジェクトアシスタント でリスト形式の点群を背景として使用する点群に設定できるようになりました。
一部ソリューションやプロジェクトの取下げ¶
ソリューションライブラリの品質とユーザーエクスペリエンスを保証するために、1.7.4では一部のソリューションやプロジェクトを一時的に取り下げました。最適化が完了後、後続のバージョンで再度公開される予定です。詳細は下表の通りです。
種類 |
名前(太字で表示されているのはソフトウェアに組み込まれているソリューションやプロジェクト) |
部品供給 |
クランクシャフト(大型) 、 単一のパーテーション 、浅型ボックス、アルミニウムインゴット、ルーフレール、クランクシャフト(小型)、コンデンサ、等速ジョイント、銅線、コネクティングロッド、トラックリンク、圧縮機、4面壁の鉄製ボックス(点群品質に対して高い要求)、ガスケット(小型)、ギアシャフト、ハブ、鉄球、鉄製ボックス(4本柱)、全貌が撮影できなかったボックス、鉄製ボックス(2面壁)、板バネ、大型リング、複数のパーテーション、整列して並べられた小型部品、PVCパネル、ローター、リングギア、回転軸、バラ積みの小型部品(高反射性)、バラ積みの小型部品(ボルト)、バラ積みの小型部品(低反射性)、スリーブ、スペーサー、棒鋼、正方形レンガ、トレイ、バルブコネクタ |
パレタイジング・デパレタイジング |
ドラム |
位置決め・組立 |
ホイールハブの位置決め 、自動充電の位置決め、ボルトの位置決め、車のフレーム位置決め、車のドア枠の位置決め、ネジ穴の位置決め、ホイールハブのバルブコアの位置決め |
商品仕分け |
ケーブル、薬の外箱 |
ヒント
上記のソリューションやプロジェクトを既に使用しているユーザーにとって、引き続き使用に影響はありません。
過去バージョンのソフトウェアで上記のソリューションやプロジェクトを取得した場合、1.7.4バージョンにアップグレード後、ソリューションやプロジェクトのカードがまだ存在していますが、使用できない可能性があります。
問題修復¶
1.7.4バージョンでは、以下の問題が修正されました。
「点群をクラスタリングして要件を満たす点群を出力」ステップで、ごくわずかな確率で誤った数の点群が出力される問題を修正しました。
ニューラルネットワークに入力する画像がシングルチャンネル画像の場合、「ディープラーニングモデルパッケージを推論」ステップで「画像で欠陥のマスクを描画」機能を有効にしてプロジェクトを実行すると、OpenCV関連のエラーが発生する問題を修正しました。
Mech-DLK 2.4.1バージョンからエクスポートした対象物検出モデルパッケージを「ディープラーニングモデルパッケージを推論」ステップで読み込む際、モデルパッケージのエクスポート時に「インスタンスの最大数」が1で、モデルパッケージの推論の「ハードウェアタイプ」が「CPU」の場合、モデルパッケージの推論時間が長すぎる問題を修正しました。
「ディープラーニングモデルパッケージを推論」ステップを使用して、一部の入力画像のインスタンスセグメンテーションを行う際に、ごくわずかな確率で発生するOpenCV関連のエラーを修正しました。
直行ロボットのキャリブレーション済みの外部パラメータファイルは、「位置姿勢を変換(直行ロボット)」および「点群変換(直行ロボット)」で使用できない問題を修正しました。
「経路計画」ステップでは、「移動」と「相対移動」ステップの「ロボットに送信するか」パラメータを「計画するが送信しない」に設定した場合でも、上記ステップによって経路点がロボットに送信される問題を修正しました。