グリッド線ツール

工業品質検査では、撮影した画像のサイズが大きければ、比較的に小さい欠陥は見落とされやすくなります。この場合、欠陥セグメンテーションの画像切り取りツールを使用します。サイズが大きい画像を、グリッド線によって複数の小さい画像に切ります。このツールは二種類あります。

  1. グリッド線ツール:大きい画像をグリッド線によって複数の子画像に分割します。グリッドの行列数はカスタイマイズ可能です。

    ../../../../_images/cutting.png

    注意

    分割する画像の枚数が多すぎると、合計画像数が次第に増えていき、推論時間が長くなります。

  2. グリッド選択ツール:グリッド線で切り取られた複数の子画像の中、OK画像とNG画像をそれぞれデータセットに入れます。

    ../../../../_images/crop.png
    • 欠陥を選択 :欠陥が含まれる子画像をすべてデータセットに入れます。

    • すべて選択 :分割された全ての子画像をデータセットに入れ、欠陥がない画像をOKにします。

    • 選択を解除 :選択した画像をクリアします。

    注意

    グリッド線で画像を切り取った後で選択ツールを使用しなければ、デフォルトではNG画像に欠陥が含まれる子画像およびOK画像のすべての子画像がトレーニングセットに入れられます。この場合、類似欠陥画像またはOK画像が多すぎるためモデルの精度に影響が出ることがあります。