多重モデル¶
本節で扱う多重モデルは、名前通りに複数のモジュールを繋ぐことで異なるモジュールの認識機能を統合します。
多重モデルの使用例¶
複数の認識が必要な場合に使用されます。例えば、対象物欠陥の分割と欠陥分類を実行するプロジェクトでは、欠陥セグメンテーションと画像分類を連結した多重モデルを使います。これによって二つのプロジェクトを作成する必要がないので、トレーニングと認識にかかる時間を短縮できます。多重モデルを使用する前に、 初めてのモデルトレーニング をお読みください。
多重モデルの種類¶
多重モデルプロジェクト作成手順¶
本節では、 欠陥検出 と 欠陥分類 を行う多重モデルのサンプルプロジェクトを作ります。
このプロジェクトは、以下二つのアルゴリズムを連結します。
欠陥セグメンテーション 欠陥を検出します。
画像分類 欠陥を分類します。
プロジェクトを新規作成する
ホーム画面の プロジェクトを新規作成 をクリックし,パスを指定して名前を入力し、新しいプロジェクトを作成します。
欠陥セグメンテーションモジュールを追加する
画面右側モジュールバーの をクリックし、 欠陥セグメンテーション を選択してから OK をクリックします。
画像をインポートする
画面左上の インポート をクリックし,画像やフォルダ、またはデータセットのパスを選択してインポートします。
ROIを選択する
をクリックして ROIツール を使って、画像のROIを指定します。これによって、背景の干渉を減少し、処理時間を削減することができます。
画像にラベルを付ける
データセット内のOK画像と欠陥を含むNG画像にラベルを付けます。 NG画像に対して を右クリックし 、欠陥の形に合わせたツールを選択し、画像内のすべての欠陥にラベルを付けます。また、 をクリックすれば修正モードに入り、ラベル付けたエリアを修正することができます。
OK画像を右クリックして、 OKに設定 を選択します。
モデルをトレーニングする
右下の トレーニング をクリックしてトレーニングを開始します。
モデルを検証する
モデルトレーニング終了後、検証 をクリックして、 検証結果 のタグに入り結果を確認します。
画像分類モジュールを追加する
欠陥セグメンテーションモデルの精度を確認したら、画面右上のモジュールバーで + をクリックして、画像分類のモジュールを追加します。
画像データを画像分類モジュールにインポートする
前工程の欠陥セグメンテーション結果をインポートします。インポート を押して、ポップアップ画面から必要のデータを選択して OK を押します。
画像分類のラベルを作成してラベルを付ける
画像分類 モジュールを使ってラベルを付ける前に、まず右側の + をクリックしてラベル付けタグに入ります。対象物のカテゴリーによってラベルを追加します。その後、ラベル付け画面左側のカラーブロックをクリックして、各画像にラベルを付けます。
モデルをトレーニングする
デフォルトのパラメータを使用し、下の トレーニング をクリックしてモデルのトレーニングを開始します。
モデルを検証する
モデルトレーニング終了後、検証 をクリックしてモデルの結果を確認します。
モデルをエクスポートする
最後に、右側の モデルをエクスポート をクリックして、トレーニング後のモデルをプロジェクトフォルダにエクスポートします。