OBJ モデル簡略化方法

簡略化の目標

  • グリッパーのサイズを 1MB 以下にします。

  • 図に示すようにツールのモデルを複数の凸多面体に変換します。

  • 不要な表面特徴を除去してモデルを簡略化します。

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基本的な原則

対象物を複数の凸多面体に変換する

下図に示すように、対象物を複数の部分に分解します。そして複数の凸多面体に変換して再構築します。最後にこれらの凸多面体をまたひとつに組み立てて OBJ フォーマットでエクスポートします。

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必要でない表面特徴を減らす

STL モデルと同じように、OBJ モデルの表面特徴が多すぎると、解析時間が大幅に増加してしまいます。モデル解析の効率を向上させるために OBJ モデルの表面特徴を削減します。

下記のようなモデルの必要でない特徴を削除することができます。

  • 下図に示すように、ネジ・ナット、スルーホール、ビア、面取り、フィレット、吸盤、ツールのネジ・ネジ穴などの円(弧)形の部分を保持して簡略化する必要があります。

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  • 下図に示すように、モデルの中身、例えばグリッパーの中身の必要でない特徴を多面体に含めます。

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  • 下図に示すように、グリッパー表面の鋸歯、スレッドなどの表面特徴を除去します。

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グリッパーモデルの元の形状を保持する

グリッパーモデルの全体的な形状、または突出した部分を保持します。

  • 下図に示すように、ラジアンやグリッパー形状などのツール外形を保持します。

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現場のプロジェクトに応じてグリッパーモデルの形状を調整する

  • 衝突検出の強化:高精度な衝突検出が必要なプロジェクトでは、わずかな誤差により、グリッパーが他の部分と衝突し、グリッパーや対象物が損傷する可能性があるので、グリッパーのディテールを強調しなければなりません。

  • 衝突検出の弱化:グリッパーの重要でない部分や把持する過程にシーンの点群とものと衝突しない部分を除去しても構いません。

  • 線の調整:実際に応じてグリッパーモデルの線を調整して最適化します。

ヒント

Mech-Viz にはモデルエディタが組み込まれており、モデルの簡略化を実行できます。モデルエディタの使用について モデルエディタ をご参照ください。