OBJ モデル簡略化方法¶
基本的な原則¶
対象物を複数の凸多面体に変換する¶
下図に示すように、対象物を複数の部分に分解します。そして複数の凸多面体に変換して再構築します。最後にこれらの凸多面体をまたひとつに組み立てて OBJ フォーマットでエクスポートします。
必要でない表面特徴を減らす¶
STL モデルと同じように、OBJ モデルの表面特徴が多すぎると、解析時間が大幅に増加してしまいます。モデル解析の効率を向上させるために OBJ モデルの表面特徴を削減します。
下記のようなモデルの必要でない特徴を削除することができます。
下図に示すように、ネジ・ナット、スルーホール、ビア、面取り、フィレット、吸盤、ツールのネジ・ネジ穴などの円(弧)形の部分を保持して簡略化する必要があります。
下図に示すように、モデルの中身、例えばグリッパーの中身の必要でない特徴を多面体に含めます。
下図に示すように、グリッパー表面の鋸歯、スレッドなどの表面特徴を除去します。
現場のプロジェクトに応じてグリッパーモデルの形状を調整する¶
衝突検出の強化:高精度な衝突検出が必要なプロジェクトでは、わずかな誤差により、グリッパーが他の部分と衝突し、グリッパーや対象物が損傷する可能性があるので、グリッパーのディテールを強調しなければなりません。
衝突検出の弱化:グリッパーの重要でない部分や把持する過程にシーンの点群とものと衝突しない部分を除去しても構いません。
線の調整:実際に応じてグリッパーモデルの線を調整して最適化します。
ヒント
Mech-Viz にはモデルエディタが組み込まれており、モデルの簡略化を実行できます。モデルエディタの使用について モデルエディタ をご参照ください。