3Dビジョンシステムのカリキュラム

カリキュラム
ゼロから学び、3Dビジョンシステムによるロボットの把持をマスターしましょう!

1 システムの構成

3D ロボットビジョンソリューションは、Mech-Mindのセンサー検知、ビジョン理解、経路計画などの技術を統合した包括的なソリューションであり、ロボットが複雑で未知または動的な環境で直面する課題に対処することを目的としています。
このソリューションは、3Dビジョンシステムによる部品供給、パレタイジング・デパレタイジング、位置決め・組立て、商品仕分けなど、様々な適用シーンを提供しており、自動車、物流、スーパーマーケット、重工業などの幅広い業界で広く採用されています。詳細については、 3D ロボットビジョンソリューションの概要 をご参照ください。

このソリューションを導入するために必要なソフトウェアとそれに対応するバージョンについては、3D ロボットビジョンソリューションの組合せ可能なソフトウェアの推奨バージョン をご参照ください。

2 入門ガイド

初心者や新規ユーザー向けのクイックスタートを提供しています。入門ガイドを読むことで、Mech-Mindの3Dビジョアプリケーションを簡単に理解し、最初の3Dビジョンアプリケーションを構築する方法を習得できます。

入門ガイド:ビジョンシステムによるピッキング
本ガイドを読むことで、ビジョンシステムによる部品供給のアプリケーションを構築し、3Dビジョンシステムによるロボットが小型金属部品の把持と配置を繰り返して実行する方法を習得できます。
詳細はこちら(Vizティーチング通信)
詳細はこちら(標準インターフェース通信)

metal part picking

入門ガイド:ビジョンシステムによる単載デパレタイズ
本ガイドを読むことで、ビジョンシステムによるデパレタイズのアプリケーションを構築し、3Dビジョンシステムによるロボットが同種類の段ボール箱の把持と配置を繰り返して実行する方法を習得できます。
詳細はこちら(Vizティーチング通信)

single case carton depalletizing

3 実際のアプリケーションの導入

実際のアプリケーションの導入手順、操作ガイド、および経験共有を提供しています。3D ロボットビジョンソリューションを理解した後、この部分を読みことで、実際の3Dビジョンアプリケーションの導入に必要な知識と経験を習得できます。

3Dビジョンアプリケーションの一般的な導入手順を下図に示します。

deployment workflow

3 1 ビジョンソリューションの設計

ビジョンソリューションの設計は、プロジェクトの要件に基づいてハードウェア型番を選択し、取り付け方法やビジョン処理方法などを確定するプロセスです。

solution design

3 2 ビジョンシステムのハードウェア設置

ビジョンシステムのハードウェア設置は、ハードウェア機器(カメラおよびIPC)を実際の動作環境に統合し、ビジョンシステムの正常な動作をサポートするプロセスです。

hardware setup

3 3 ロボット通信設定

ビジョンシステムのハードウェア設置は、ビジョンシステムとロボットシステムのハードウェアを統合するプロセスです。一方、ロボット通信設定は、両者の通信を統合し、ビジョンシステムとロボット側がデータを正確かつリアルタイムにやり取りできるようにするプロセスです。

communication configuration

3 4 ハンド・アイ・キャリブレーション

ロボットが環境を認識するためには、「目(カメラ)」を介して情報を得る必要があります。ハンド・アイ・キャリブレーションは、カメラ座標系とロボット座標系の対応関係を求めるために使用されます。

hand eye calib

3 5 ビジョンプロジェクトの設定

対象物の認識と位置決めを実現するために、ビジョンプロジェクトを設定する必要があります。これは3Dビジョンアプリケーションの導入において最も重要な作業です。

vision project configuration

3 6 把持作業

3Dビジョンシステムによるロボットの把持は、3Dビジョンアプリケーション導入の最終目標です。この段階では、ロボットがビジョンシステムによって正確に把持できるように、把持作業のワークフローを構築する必要があります。

picking

4 トラブルシューティングとサポート

プロジェクトの導入や後続の生産プロセスで不具合や異常が発生した場合、以下の内容を参照してトラブルシューティングを行ったり、サポートを求めたりすることができます。

デバッグ

デバッグエンジニアに、一般的な問題のデバッグ経験とサポートを求める方法を提供しています。

トラブルシューティング

現場エンジニアに、生産における一般的な問題の解決策とサポートを求める方法を提供しています。