Mech-Center 1.7.0バージョンの更新説明¶
本節では、Mech-Center 1.7.0バージョンの新機能や機能最適化、問題修復について説明します。
新機能¶
標準インターフェースとAdapter通信のMech-Centerでの設定が不要¶
Mech-Vision 1.7.0バージョンでは、従来のMech-Centerのインターフェース通信サービスの機能を統合しました。Mech-Centerソフトウェアを使用することなく、標準インターフェースとAdapter通信設定をMech-Visionで直接行うことができます。
注意
標準インターフェース通信方式を使用するソリューションの場合、標準インターフェースプログラムの再読み込みが必要です。
Vizティーチングの設定は、Mech-Centerで行う必要があります。Mech-Centerを起動し、Mech-Visionを起動し、過去バージョンと同様に通信設定を行う必要があります。
コマンド105を追加¶
1.7.0バージョンでは、標準インターフェースの通信プロトコル(TCP/IP、PROFINET、EtherNet/IP、Modbus TCP、Siemens PLC Snap 7)にコマンド105を追加しました。このコマンドは、Mech-Visionの新しいステップ「経路計画」から出力されたロボット動作経路を受信するために使用されます。
標準インターフェースを使用した把持サンプルプログラムを追加¶
1.7.0バージョンでは、ABB、FANUC、YASKAWA、KAWASAKI、KUKA、ELITE、JAKAのロボットの標準インターフェースのサンプルプログラム「Mech-Visionの「経路計画」ステップの結果を取得」を提供します。
Mech-Visionが計画した経路を必要とするソリューションを使用する場合、標準インターフェースプログラムとサンプルプログラムを再読み込む必要があります。
JAKAとELITEロボットの標準インターフェースプログラムを追加¶
1.7.0バージョンでは、JAKAとELITEロボットの標準インターフェースプログラムを追加しました。
左手系を使用するロボットに対応¶
1.7.0では、左手系を使用するロボットに対応しています。
Siemens PLCがコマンド110に対応¶
1.7.0バージョンでは、Siemens PLCにコマンド110を追加しました。このコマンドは、Siemens PLCがMech-Visionのカスタマイズされたポートからのデータを受信するために使用されます。
機能最適化¶
コマンド101と201について¶
1.7.0バージョンでは、コマンド101と201の ロボット位置姿勢とタイプ パラメータを変更し、ロボット側でカスタマイズした関節角度を送信できるようになりました。カメラの取り付け方式がETHの場合、ロボットはこのカスタマイズした関節角度から経路の計画を開始します。
ESTUNとAUBOロボットのVizとの通信プログラムに再適用¶
1.7.0バージョンでは、ESTUNとAUBOロボットのVizとの通信プログラムに再適応しました。
Adapterプロジェクトについて¶
1.7.0バージョンでは、Adapterプロジェクトのソースパスを直接読み込むことができます。Adapterプロジェクトファイルを変更した後は、Mech-Centerソフトウェアを再起動する必要はなく、インターフェースサービスを再起動するだけでAdapterプロジェクトの読み込みを有効にすることができます。