2D カメラをチェックし・設定

2D カメラのパラメータ情報を確認し、パラメータを設定します。

2D カメラ情報

2D カメラ情報 パレットにカメラのシリアル番号、解像度、カラータイプ、デバイスバージョン、ファームウェアバージョンを確認できます。

自動ホワイトバランス

注釈

2D カラーカメラにのみ使用できます。2D カメラ情報 パレットの カラータイプ でカメラは 2D カラーカメラであるかを確認できます。

画像を収集するときに、画像の色が実際の色とかなり異なる場合は、ホワイトバランスを調整する必要があります。調整しないと、2D 画像と点群の色が歪んでしまい、その後の処理に影響が出ます。特にディープラーニングでは、色が歪んだ画像を使用してディープラーニングモデルをトレーニングすると、色の偏りがトレーニングの対象物特性として使用されるため、後続のモデルに影響します。

比較の例

実際の色

画像の色

../../../_images/white_balance_true.png
../../../_images/white_balance_false.png

事前準備

灰色ボードを用意します。ボードしかない画像をとれるようにカメラに近い場所にボードを配置思します。

使用ステップ

以下のステップを実行します:

  1. 調整する 2D カメラを選択し、 ビューオン をクリックします。するとカメラは画像をキャプチャします。

  2. 2D カメラをチェックし・設定 ウィンドウに、自動ホワイトバランスOnce あるいは Continuous に設定します。するとカメラのホワイトバランスが調整されます。

    • 光線が安定した現場では、Once を推奨します。

    • 光線が変化する現場では、Continuous を推奨します。

  3. 画像の灰色ボードの色を確認します。

    • ボードの色の偏りが発生した場合、色が正確に再現されるまでボードを移動します。

    • 画像の色に明らかな偏りがなくなると、自動ホワイトバランスOff に設定し、 ビューオフ をクリックしてホワイトバランスの調整を完了します。

  4. パラメータを適用 をクリックし、設定をカメラに保存します。