2D画像関連パラメータ調整

ヒント

  • パラメータ名に「*」が付いたら、そのパラメータは変更されてまだ保存されていないものです。 保存 をクリックするか、ショートカットキーctrl + Sを押して保存してください。

  • LSR Lカメラに1台のカラーカメラと2台のモノクロカメラが内装されています。モノクロカメラに対して モノクロカメラの露出モード を調整し、カラーカメラに対して カラーカメラの露出モード を調整します。

露出モードを調整する

ヒント

LSR Lカメラを使用するとき、カラーカメラの露出モード を調整してください。DLP構造化光カメラを使用するときに 露出モード を調整してください。

露出モードは、 TimedAutoHDRFlash の四つのモードがあります。各モードの適用シーンは以下の表に示します。

露出モード

適用シーン

Timed

照明が安定しているシーン。

Auto

照明が変化するシーン。

HDR

異なる露出モードを融合して、より広いダイナミックレンジとディテールを表現する必要があるシーン。

Flash

投影で投影エリアをのみ補光するシーン。

ヒント

LSR L カメラの カラーカメラ露出モード には Flash が含まれません。

Timed

  • カメラ露出時間

    露出時間が長いほど輝度は高くなります。露出時間が短いほど輝度は低くなります。

    同じシーンを異なる カメラ露出時間 で取得した2D画像は以下の通りです。

    露出時間(5ms)

    露出時間(20ms)

    露出時間(40ms)

    ../../../../_images/exposure_time_2d_5ms.png
    ../../../../_images/exposure_time_2d_20ms.png
    ../../../../_images/exposure_time_2d_40ms.png
  • 鮮鋭化係数を調整:

    鮮鋭化アルゴリズムを使用してより鮮明な画像エッジのディテールを取得できますが、より多くのノイズが発生する可能性があります。

    鮮鋭化係数 の値が高いほど、画像は鮮鋭になり、ノイズも多くなります。その値が低いほど、画像はぼやけ、ノイズも少なくなります。

    ヒント

    これは可視性を 専門 に設定した場合に変更可能なパラメータです。

Auto

  • 階調の期待値

    輝度に影響を与えます。小さくすれば画像の輝度が低くなり、大きくすれば画像の輝度が高くなります。

    モノクロ画像の諧調の期待値は画像の輝度に相当します。カラー画像の諧調の期待値は各カラーチャンネルの輝度に相当します。

    初期値:80。
    範囲:0~255。

    同じシーンを異なる 諧調の期待値 で取得した2D画像は以下の通りです。

    諧調の期待値(100)

    諧調の期待値(180)

    ../../../../_images/gray_value_100.png
    ../../../../_images/gray_value_180.png

    諧調の期待値(220)

    諧調の期待値(240)

    ../../../../_images/gray_value_220.png
    ../../../../_images/gray_value_240.png
  • 鮮鋭化係数を調整:

    鮮鋭化アルゴリズムを使用してより鮮明な画像エッジのディテールを取得できますが、より多くのノイズが発生する可能性があります。

    鮮鋭化係数 の値が高いほど、画像は鮮鋭になり、ノイズも多くなります。その値が低いほど、画像はぼやけ、ノイズも少なくなります。

    ヒント

    これは可視性を 専門 に設定した場合に変更可能なパラメータです。

  • 2D自動露出ROI

    このツールは、 関心領域を設定し、不要な領域を無視します。 編集 をダブルクリックして 関心領域設定の画面を表示します。手動で関心領域を選択して 適用 をクリックして完了します。 リセット をクリックして改めて設定することができます。

    設定完了後、 2D自動露出ROI の輝度に応じて2D画像を自動に調整します。

HDR

  • 鮮鋭化係数を調整:

    鮮鋭化アルゴリズムを使用してより鮮明な画像エッジのディテールを取得できますが、より多くのノイズが発生する可能性があります。

    鮮鋭化係数 の値が高いほど、画像は鮮鋭になり、ノイズも多くなります。その値が低いほど、画像はぼやけ、ノイズも少なくなります。

    ヒント

    これは可視性を 専門 に設定した場合に変更可能なパラメータです。

  • トーンマッピング

    トーンマッピングは、画像のカラーを増強してより豊富なディテールを表示します。これを使用する場合、Trueをにチェックを入れてください。

    初期値:False。

    トーンマッピング をTrueとFalseにした効果の比較は以下の通りです。

    False

    True

    ../../../../_images/hrd_false.png
    ../../../../_images/hdr_true_30ms.png
  • HDR露出シーケンス

    編集 をクリックして編集画面に入ります。ここでHDR露出シーケンスを追加することができます。露出時間を確認してから 適用 をクリックして編集を完了します。

    • +:露出シーケンスを追加します。

    • -:選択した露出シーケンスを削除します。

    • リセット:全ての露出シーケンスを削除します。

    • キャンセル:HDR露出シーケンスの変更を取り消して画面を終了します。

    • 適用:編集した露出シーケンスを有効にします。

    一つのHRD露出シーケンスを使用して異なる露出時間を設定した効果の比較は以下の通りです。

    露出時間(10ms)

    露出時間(30ms)

    露出時間(50ms)

    ../../../../_images/hdr_true_10ms.png
    ../../../../_images/hdr_true_30ms.png
    ../../../../_images/hdr_true_50ms.png

    複数と一つのHDR露出シーケンスの比較は以下の通りです。

    露出シーケンス(1-10ms)

    露出シーケンス(1-30ms) & 露出シーケンス(2-10ms)

    露出シーケンス(1-30ms)

    ../../../../_images/hdr_true_10ms.png
    ../../../../_images/hdr_true_30_10ms.png
    ../../../../_images/hdr_true_30ms.png

Flash

このモードでは、シーンに投影で補光します。

Flash と他のモードで取得した2D画像の比較は以下の通りです。

Flash

他のモード

../../../../_images/flash.png
../../../../_images/exposure_time_2d_20ms.png

鮮鋭化係数を調整

鮮鋭化アルゴリズムを使用してより鮮明な画像エッジのディテールを取得できますが、より多くのノイズが発生する可能性があります。

鮮鋭化係数 の値が高いほど、画像は鮮鋭になり、ノイズも多くなります。その値が低いほど、画像はぼやけ、ノイズも少なくなります。

ヒント

これは可視性を 専門 に設定した場合に変更可能なパラメータです。

モノクロカメラの露出モード

ヒント

LSR Lカメラを使用するときにのみ使用できます。

モノクロカメラでキャプチャした2D画像はカメラの内部パラメータ検査と外部パラメータキャリブレーションに使用され、カメラの内部パラメータをチェック と Mech-Vision 的 カメラキャリブレーション に使用できます。2D画像の輝度を適切に調整し、かつ画像にあるキャリブレーションボードのドットがよく見えることを確保してください。

モノクロカメラの露出モードは TimedFlash があります。

  • Timed:露出固定モード。通常、安定した光線の環境に使用します。

  • Flash:LED補光投影します。投影範囲のみに投影します。

Timed

  • モノクロカメラ露出時間

    露出時間が長いほど輝度は高くなります。露出時間が短いほど輝度は低くなります。

    同じシーンを異なる カメラ露出時間 で取得した2D画像は以下の通りです。

    露出時間(10ms)

    露出時間(40ms)

    露出時間(80ms)

    ../../../../_images/lsr_timed_10.png
    ../../../../_images/lsr_timed_40.png
    ../../../../_images/lsr_timed_80.png

    ヒント

    これは可視性を 専門 に設定した場合に変更可能なパラメータです。

Flash

このモードでは、シーンに投影で補光します。

Flash と他のモードで取得した2D画像の比較は以下の通りです。

Flash

他のモード

../../../../_images/lsr_flash.png
../../../../_images/lsr_timed_40.png

ホワイトバランスを調整

画像をキャプチャする時、現場で照明が悪くて画像の色が実物とずれがあった場合に、 ホワイトバランス を調整します。詳しくは、 2Dカメラを表示、パラメータを設定 をご参照ください。

ヒント

この機能はカラーカメラにのみ使用できます。