グリッド線ツール¶

工業品質検査では、撮影した画像のサイズが大きければ、比較的に小さい欠陥は見落されやすくなります。この場合、欠陥セグメンテーションの画像切り取りツールを使用します。サイズが大きい画像を、グリッド線によって複数の小さい画像に切ります。このツールは二種類あります。

グリッド線ツール：サイズが大きな画像にグリッド線を追加します。行と列の数を入力したあと、適用をクリックします。

注意

行と列の数を適切に設定してください。分割する画像の枚数が多すぎると、合計画像数が次第に増えていき、推論時間が長くなります。
グリッド選択ツール：グリッドの左上にチェックボックスがあります。必要に応じて欠陥がある、または欠陥がない小さい画像をトレーニングセット/検証セットに追加します。小さい画像をプレニューするには、切り取られた画像のプレビューをご参照ください。
- 欠陥を選択：欠陥が含まれる子画像をすべてトレーニングセット/検証セットに入れます。
- すべて選択：分割された全ての子画像をトレーニングセット/検証セットに入れ、欠陥がない画像を OK にします。
- 選択を解除：選択した画像をクリアします。
注意

グリッド線で画像を切り取った後で選択ツールを使用しなければ、NG 画像に欠陥が含まれる子画像および OK 画像のすべての子画像がトレーニングセットに入れられます。この場合、類似欠陥画像または OK 画像が多すぎるためモデルの精度に影響が出ることがあります。